こども×おとな=未来

理事長あいさつ

「こどもはともだちと遊ぶ権利がある」
「こどもは自由に生きる権利がある」
「こどもはおとなにうそをつかれない権利がある」
「こどもは勝手に決まりをつくられない権利がある」

上記は「子どもの権利肉まんタワー」というワークショップで子どもたちから出てきた声です。子どもの参画を理念に2001年発足した特定非営利活動法人こどもNPOは子どもの社会参画を推進し、子どもたちと共に持続可能な社会をつくるために活動してきました。2003年に子どもの参画実践の場として古民家を借り、地域の小中学生が中心に活動を開始した際には子どもたちの発想と行動力に改めて子どもの力の素晴らしさを感じました。こどもNPOが発足してから17年、組織も大きくなり、課題解決のための事業も増えましたが、子どもたちの状況はよくなるどころかますます厳しくなっています。虐待、いじめ、不登校に加え6人に1人が貧困という現状に私たちはこれまで以上に子どもの声に耳を傾け、子ども達とともに現状を変えていく努力をしていかなくてはなりません。子どもたちが自らの意見を発信したり、グループを作って活動すること、その権利を保障することの重要性はまだあまり認識されていないのが現状です。私たちは子どもたちの主体的な活動を支援することで、ないがしろにされがちな子どもの権利を保障していきたいのです。さらに、子どもの社会参画は持続可能な社会をつくる上で不可欠な要素です。現在私たちが暮らす社会はほとんどおとなの手によってつくられたものですが、社会の構成員はおとなだけではないはずです。より良い社会を構築しようと考えるならば、私たちの社会を構成する多様な人たちの声に耳を傾け、相互の関わりの中で持続可能な社会をつくる手立てを模索していくべきです。現在、私たちの社会には人権・環境・平和など様々な課題が山積しています。未来を生きるのは子どもたち自身です。「子どもたちのために」ではなく「子どもたちと一緒に」、こどもNPOは子どもの社会参画を促進し、持続可能な社会を各事業拠点を通して地域から実現させていきます。

    特定非営利活動法人 こどもNPO  理事長 小島千春